ペットと避難、動物病院へ

被災によって避難を余儀なくされるのは、人間だけではない。しかし、避難所にペットを連れて入ることはできない。東日本大震災でも、ペットを連れて逃げられない家族が、泣く泣く自宅に置いて行ったという話があった。
これを受けて、熊本市の「竜之介動物病院」では、ペットを連れて避難できる場所を提供するべく、病院の床面積を3倍広げたという。現在、この動物病院ではペットをつれた200人以上の被災者が避難してきている。
SNSなどで動物病院のことを知って訪れる人や、震災による生活の変化によって体調を崩したペットのケアに訪れる人もいる。
病院は4階建てで、1、2階を病院、3、4階を動物看護師の専門学校としている。もともとは2階建てと職員寮のある作りだったが、院長が東日本大震災でのペットを連れた家族の苦悩を知り、寮を取り壊し広く使えるように建て直した。避難してきたペットのために1週間分のペットフードと水も備えたという。
今回の地震では、いち早く14日夜から避難所として開放。SNSでペットも避難できる避難所と投稿すると、避難者が集まり、別の避難所にペットを連れていた人も問い合わせて移動してきた。
現在は専門学校の教室などでペットを連れた約200人が過ごしているという。
動物看護師長の白石史絵さん(42)は「車中泊では興奮しやすい犬もいて、熱中症になってしまう危険がある。こうした事態を少しでも防ごうというのが、この病院を建てた目的でもあります」とコメント。
保護されたペットも200匹ほど運び込まれ、徳田院長は「まるで野戦病院のよう。流通が回復せず、薬が足りない」と話す。
ホームページから支援要請をしているそうだ。
東日本大震災では原発の影響もあって人命が優先された。今回はペットの命も同様に尊重されるべきである。